2017年5月5日
今日は、みぞれの命日です。

アリンコだらけで草むらに落ちていたところを保護したみぞれ。
その時の記事はコチラ→ 

たくさんの方たちが小さな命をつなごうと尽力してくださいました。
その節はありがとうございました。

おかげさまでスクスクと順調に成長していたのですが、
去年の4月にFIPを発症。
最後はFIPだけでなく合併症の症状も盛りだくさんで
祈るような毎日でしたが、みぞれは本当に良くがんばってくれました。



みぞれと出会って287日。

まだまだずっと一緒にいられると思っていただけに
その喪失感はハンパなかったですけど・・・。
思い出すのはちょっと笑えたり、楽しかったり。
どれも心があたたまるような思い出ばかり。

短い中で、みぞれはたくさんのことをかぁちゃんに伝えて
駆け抜けて行きましたね。


かぁちゃんは、小麦を迎えてからずっと CDS で学んでいますが
犬の勉強だけれど、犬だけでなく種が違う命と暮らす基礎を学んでいると思っていて。
だからみぞれを迎えた時も、こむひじと変わらず同じように育ててきました。

罰や痛みを与えることなく、叱らずにしつけて。
何よりもかぁちゃんがみぞれにとって【よいもの】となるように、日々接しました。



おかげで、特に困ることもなく
ワンニャンとの暮らしは順調でした。

順調と言っても新しく家族が加わるわけですから、それなりに色々とありましたよ。
でも、全く困らなかったんです。

みぞれと暮らした日々は、これまで学んできたことのおさらいと実践のようで 
学び続けて来て良かった!と心から思いましたよ。

学んでいたから何とかなる!と、家族に迎える決断ができたのですけどね。 
 
未知との遭遇(笑) 

急遽猫との暮らしをはじめることになって、
一番心配したのがこむひじと一緒に暮らせるかどうかでした。

仲良くならなくても良いので、
お互いを気にせずに暮らせるようにはなって欲しくて。
お互いへの社会化ですね。

予想通りひじきはすんなり受け入れてくれましたが、
小麦は過剰に反応してました。
小麦がそんなだから、みぞれも小麦にだけフーフー言っていて…。 



でも何をすれば良いかわかっていたので
焦らず取り組むことができました。

小麦は何かと時間が必要なので、 
ゆっくり時間をかけてあげたいと3年計画で進めていたのですけど、 
なんと!たった9ヶ月で一緒に過ごせるようになったんですよ。 

【同じ釜の飯を食う作戦】をはじめ、
みぞれが帰ってくる前からこつこつと取り組んできたこと。
どれも大成功でしたね~ 
 


そしてFIPを発症してからの1ヶ月は、
学び取り組んできた様々なことが繋がり
かぁちゃんとみぞれを力強く支えてくれました。
 
ハズバンダリートレーニングが間に合わないまま
通院や投薬が始まったのですけど。

病院で胸水を抜いた時も
かぁちゃんが皮下注射を打つことになった時も
かぁちゃんをじっと見つめて、動かずにいてくれました。 


みぞれの体をラクにすることでも
みぞれの負担が大きいならしないと決めてケアをしていました。

それでもヘタクソな投薬とか、
いやなことを色々してしまったなぁと少し後悔もあって。
だから最後はどこかに隠れて逝ってしまうかもな
なんて思っていました。



ですが最後はフラフラながらも真っ直ぐに抱かれに来て
そのまま・・・。
腕の中で息を引き取りました。

みぞれが最後まで安心して身を任せてくれたのは
かぁちゃんがみぞれにとって【よいもの】となれていたり
みぞれに脅威を与える存在ではなかったからこそだと思っています。

そしてかぁちゃんは、
最後まで気を強く持った強い母のままで
みぞれを見取ることができました。


みぞれを見取って、日々の積み重ねは
最後の日につながっていると強く感じました。

かぁちゃんの手や声をはじめ存在そのものが
【最後の時までそばに居て欲しい】と思ってもらえるように
残された毛むくじゃらたちと日々を
重ねて行こうと改めて心に誓ったのでした。

種が違う動物と一緒に暮らす時に
まずは何が必要なのかを
みぞれが一生をとおして教えてくれたと思っています。

 どんな時もまっすぐにかぁちゃんを見つめる瞳を一生忘れません。


みぞれ。

そちらで元気にしていますか?
こちらは みんな元気いっぱいで 
相変わらずにぎやかにやっていますよ。

最後にみぞれとした約束を覚えてるかな?
 またみぞれと会える日に、胸を張って会えるように
かぁちゃん頑張るから。

お空の上で、見守っていて。